うまじ~の十行随筆

ぴったり十行で表現する自作作品集

縄 –泥縄式勉強

by umajii - 12 月 18th, 2009

 中三になる一番下の孫娘は、勉強嫌いだ。

 二学期も半ばを過ぎて、ようやく学習塾へ

通い受験勉強を始めた。塾では頑張っている

ようだが、気になるので「そんなことで大丈

夫?」と聞いた。「うん、学校のテストよりず

っと点はええよ」とケロッとして答える。

 わざと泥縄式勉強の意味を尋ねたら、案の

定知らないので「それはあんたのように-」

と口に出かかったが、これは禁句。けれども

初詣の時には、何度も合格を祈っておいた。




光・・・写真で捉える芸術

by umajii - 11 月 26th, 2009

 相生橋から工兵橋に向かって、基町の川土

手を、カメラを手にして歩き始める。

 桜の時期。この道筋を逆コースで歩いたが、

紅葉の頃も好い写真が撮れるだろうと狙って

いた。小春日和、午後三時頃の光線が最適だ

ということも計算済みだ。日陰になる反対斜

面の落葉に伸びる影。よし、これだ!

 すぐ、カメラアングル、ポジション、縦位

置横位置、露出も変えてシャッターを切る。

 写真は光の芸術。やっと光が読め始めた。




「鹿」・・・ひよどりごえ 思い出す

by umajii - 10 月 21st, 2009

「鹿も四足馬も四足/鹿の超え行くこの

坂道/馬の超えざるは道理は無いと・・・・」

 これは小学唱歌「鵯越え」の一節だ。その

他「桜井の別れ・広瀬中佐・児島高徳」など、

七十年前に習ったのに不思議とまだ覚えている。

 ところが一方では、日記を書こうとしても

起床時間や食事の内容、買い物の品名がすぐ

思い出せず時間がかかる。その上、物を置き

忘れ、いつも探すのに無駄な時間を費やす。

 ボケの進行に当惑しながら過ごす毎日だ。