近頃は、稲架や「わらぐろ」などの農村の
秋の風物詩がめったに見られなくなった。
稲作の機械化によって刈り取りと同時に脱
穀され、稲束は短く切り刻まれて田に撒かれ
るからだ。日本では主食の米を稲作で得るだ
けではなく、藁を雪囲いや家畜の敷き藁、畳の
床に利用したり、筵や俵、かます、縄、草履
藁沓などを作る豊かな藁文化があった。
省力化によってそれらは姿を消し、過疎に
なった農村には廃屋や休耕田が生まれた。
平成12年9月
稲架=はさ、はざ、はせ、はぜ、はで 昔は稲を束にくくって、稲架に掛けて乾燥させた。
藁=わら
草履=ぞうり
筵=むしろ
俵=たわら
かます=藁を編んで作った大きな袋
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