十行随筆 「芽」
by うまじ~ - 7 月 27th, 2008.Filed under: 十行随筆. Tagged as: 芽.
切り倒されてから一か月以上も放置された街路
樹から、小さな芽が吹き緑の双葉となり、陽
を一パイ受けているのが目に止まった。
この樹は、駅前再開発の邪魔になるので焼
却処分にされるのだそうだ。根の無い樹であ
る以上、幹に残る樹液が無くなれば、芽が枯
れるのは明らかである。それでも最後の力を
ふりしぼって、生の証しを示そうとしている。
この建気な営みの前に、しばらく立ちつく
している私であった。