一枚の葉書
by うまじ~ - 7 月 3rd, 2008.Filed under: 寸筆(300字随筆). Tagged as: 葉書 宝物.
今日学校へ行ったら、U先生が来なかったのでさみしかった。ほかの先生が「先生の奥さんがひどい病気で先生が来られない」と言った。
先生の奥さん、早く元気になってください。
× × ×
これは、家内の急病で欠勤した翌日、O君がくれた一枚の葉書である。
O君はクラス一のあばれん坊で、毎日、私から叱られることがあっても、ほめられることのない子であった。
そのO君の葉書を読んだとき、私は脳天を打ちくだかれたような衝撃を受けた。彼の心のやさしさを見抜けず、叱りまくった不明を恥ずかしく思った。
この一枚の葉書は、今も文箱の中に、宝物としてしまってある。
三百字随筆
平成三年五月